認知度の高い精神疾患|うつ病の基礎知識を徹底解説

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大人のサポートがより必要

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SOSを見逃さない

かつては子どもはうつ病にはならないといわれていました。子どもには複雑な心の動きはなく、思春期以降に人格が形成されるため、その時期から発症が見受けられるようになると考えられていたからです。しかし、近年、さまざまな研究により、子どもでもうつ病になることが明らかになっています。ここでいう子どもとは、一般に6歳から18歳のことで、12歳までは発症する確率が非常に少なく、それ以降、特に13歳から14歳になると急激に増え始めます。その発症率は大人と差がなくなってきていますが、子どもの場合、環境的要因が大きいです。両親の不和な離婚や家庭内の事情、学校での人間関係などを中心に強いストレスを受けやすく、子どものうつ病は急増しています。子どもの場合、注意したいのが周囲からはうつ病だと見極めるのが非常に難しいということです。初期症状として抑うつがではじめていても、子どもは気分が落ち込む、何も興味がわかなくなるというような自分の心理状態をうまく周囲の大人に伝えることができません。そのため、見過ごされることが多くなっています。一般的な初期症状としては、大人と同じですが、イライラして急に怒り出したかと思えば、理由もないのに泣き出したりします。また、急に元気がなくなったり、落ち着きがなくなり、じっと座っていることが困難になったり、集中力が低下して成績が著しく落ち込むなど感情面や行動面にもその兆候があらわれはじめます。そして、初期症状として大人のうつ病の場合には、不眠や食欲の低下などが見受けられますが、子どもの場合は過眠で学校を遅刻や欠席したり、過食で体重が増加したりと真逆のことが起きることも多いです。加えてお腹や頭が痛くなるなどの症状が比較的はっきりと現れます。そのため、家族などの周囲の人は、身体的な初期症状を見逃すことなく気づいてあげることが重要です。加えて子どもを精神科や心療内科に連れていくことに抵抗感を感じるという両親も多くいます。こども病院は小児専門病院とも言い、新生児からおおむね中学校卒業までの子どもを対象に診療を行っている病院で全国各地にあります。多くの場合、子ども病院でも子どもの心のケアを手掛けているので、まずは相談してみることも大事です。もともと思春期は心が不安定になり衝動的な行動をとりがちです。イライラや意欲の低下は反抗期でも起こりやすく、うつ病にり患しやい環境が整っているともいえますので、早期受診を心がけることが非常に重要になります。